有馬温泉まち歩き

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炭酸泉源公園

温泉街の奥、坂を上った先にある公園です。高台にあり温泉街を見渡すことができます。

公園にはお社のような建物があり、この建物の中央にある丸い井戸から炭酸泉が湧き出しています。この炭酸泉は炭酸せんべいにも使われていたもので、ここから一升瓶に入れて運ぼうとしても鉄砲のように栓が飛んでしまうことから「鉄砲水」とも呼ばれていました。この炭酸泉は実際に飲んでみることもできます。

炭酸泉源

日本古来の1つという有馬温泉には、含鉄強塩泉で赤い湯の金泉、透明で銀泉と呼ばれるラジウム泉や炭酸泉が沸いています。明治6年、当時の湯山町戸長、梶水源治郎氏により、鉱泉として確認されました。それ以前の人々は、これを毒泉と呼び、近づくこともありませんでした。

その後飲浴両用に適する天然の炭酸水であると判定されて以来、明治19年地元有志により泉源上屋が建設され、この泉水を雨露から防ぎ、かつ盛んに気泡が発生するように、泉脈を導いて、絶えず湧き出るように整備されました。

泉質 単純二酸化炭素冷鉱泉、低張性、弱酸性、冷鉱泉
性状 無色澄明、無臭、強い清涼味を有す、
長期間放置すると茶褐色の沈殿生ず

炭酸泉源の横に飲用の蛇口があり、いつでも飲めるようになっています。
実際に飲んでみると、微炭酸のシュワシュワを感じることができます。
あとからサビ臭さが口に広がり、鉄分を含んでいることがおわかりいただけると思います。

飲用する場合の注意

1回の量 100ml~200ml程度
1日の量 200ml~1,000ml
備考 フッ素を含むので、長期にわたって飲料したい場合は、
温泉について専門知識を有する医師の指示を受けることをお勧めします。

金の湯

金の湯では有馬の名湯「金泉」を楽しむことができます。

濃い茶褐色のお湯は、湯船に浸かると手足が見えなくなるくらいです。

また、金の湯には足湯と飲泉場もあります。飲泉場には瓢箪がついていますが、これはかつて有馬温泉を愛した太閤・豊臣秀吉の馬印からきています。

銀の湯

銀の湯は温泉街から少し離れた坂の途中にあり、金泉とならんで有馬温泉を代表する「銀泉」が楽しめます。

銀泉は炭酸泉とラジウム泉の混合で、金泉とは対照的に無色透明なお湯です。

天神泉源

有馬温泉を代表する泉源のひとつです。鉄分と塩分を多く含む茶褐色の「金泉」が湧き出しています。
坂を登ると鳥居が見えてきて、その先にあります。温度が高いので白い湯気が立ち上り、グツグツという音が聞こえてきます。